シュミレーション






 ターゲットが具体的に絞り込めてきたら、今度はそのターゲットが1日あたり
 どのくらい投資金が必要になるか事前調査してみましょう。

 そして、最初に投資するスタートの金額を決定してみましょう。



                        2004年データ

 種類別 平均オッズ
 単勝1番人気 2.1
    2番人気 4.0
    3番人気 6.1
 枠連1番人気 3.5
    2番人気 5.5
    3番人気 6.8
 馬連1番人気 4.8
    2番人気 7.1
    3番人気 9.1



  ここでは、単勝3番人気を例にしてみます。
  馬法の方程式は

  投資金=累計損失金×1.2−(オッズ−1)

  とします。





                     投資金推移データ

 
レース 投資金 累計損失金
1 1
1 2
1 3
1 4
1 5
2 7
2 9
3 12
3 15
10 4 19
11 5 24
12 6 30
                                 (1=100円と考えてください)



 ターゲットが単勝3番人気である場合、1日投資をしようとすると、
 3000円ほど必要になります。

 しかしこの金額は最小単位での計算なので、こんどはスタート金額を設定してみます。

 仮に投資金を10万円準備したとしましょう。
 安全に投資をする場合、1日あたりの投資金を1/5以下にするのが理想です。

 10万円の1/5は2万円になります。この2万円が1日で投資金として使える
 ボーダーラインになります。

 このボーダーラインを超えない範囲で最大の利益を出すには、スタートする金額を
 大きくすることで、利益も大きくなります。

 ターゲットが1日当たり3千円必要で、手持ちの資金のボーダーラインが2万円
 なので、

   20000÷3000=6.66・・・

 となるので、600円からスタートすれば、最悪1日すべて不的中でも
 1万8千円の損失ですみます。


 あとは、このリスクを負うことに納得できるかどうかが、カギになります。
 競馬を投資として認識することを前提としていますので、リスクをある程度負わないと
 リターンはありません。この点は、ギャンブルと同じです。
 
 ですが、客観的なデータからターゲットを絞り込み、
 1レースごとの投資金のマネージメントを使用して、
 さらに全体の資産運用をするための戦略を持つことで、
 できる限り利益を得るために不明瞭なリスクを排除することで
 投資が成功する確率は高くなっています。

 (注意)
 あくまでも概算で、実際のオッズは上下する幅があるので、必ずしも
 上の表のように推移するとは限りません。


 最後に、やっぱり計算するのは面倒ですよね。
 そこで、数値を代入するだけで馬法の方程式やメビウスの方程式の計算を
 自動で算出してくれるサイトを紹介します。
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