馬券購入者がおちいる罠





 馬券購入に関する方向性について考えていきます。


 これまで、馬券を購入をしてきた多くの人は競馬新聞を参考にしていたと思います。
 今でもそうでしょう。


 本命党、穴党にかかわらずみんな競馬新聞を開いて、隅から隅まで情報をインプットとして
 レース直前に馬券を購入する。


 的中しても不的中でも、次のレースがはじまるまでの間にまた新聞を広げて情報を
 比較検討して馬券を購入する。


 気合の入っている人は、レースの前日である金曜日の夜から新聞を入手して
 予想を組みたてたりする人もいますね。



 ここで、競馬新聞を使って予想を組みたてる時にどんな手順になっていくか
 わかりますか?


 おそらく大多数の人は次の情報を参考にしていると思います。


 騎手、厩舎、斤量、近走のレース実績(馬柱)、調教、コメント、予想家の印などなど
 新聞からはだいたいこのぐらいの情報を入手します。


 そして、パドックを見て馬の状態を確認して、オッズを確認して軸やヒモなどの選択をして
 馬券を購入しています。


 ごくごく一般的な、予想方法です。別にどこもおかしくはありません。



 どこが罠におちいっているのかと言うと・・・・



 馬券を購入する大前提である目標を見失っています。
 それは、お金をふやすこと。


 いつのまにかお金を増やすことから、この1レースを当てることに
 目標がすっかりすりかわっています。


 朝起きて、コンビニや駅の売店で競馬新聞を買うまでは
 「今日は儲けるぞ」だったのに
 新聞を開いたとたんに
 「このレースを当ててやる」に目標が変化します。


 1番大事なのは、1日のレースが終わって競馬場から帰宅するときに
 どれだけお金が増えたかです。


 レースを当てることではありません。


 確かにレースを的中させなければ、お金は増えませんが
 全レースを的中させる必要はありません。


 レース的中が最優先目標ならば、1レースあたり最大1600円あれば
 誰でも簡単にパーフェクト的中は簡単に達成します。



 競馬新聞を読みこむことによって、知らないうちに目標が変わってしまう危険があります。
 狙って勝てるほど競馬は甘いものではありません。
 簡単に勝てるレースもあるでしょうが、月に何レースか数えるほどしかないのも
 現実です。


 競馬新聞を見れば見るほど、その1レースを深く深くへと分析させていく傾向にあります。


 本当に大事なのは、レースを当てることへの執着ではなく
 自分の持っている資金をいかにはやく増やしていくかがポイントになり
 またそのことを常に心のどこかに意識しておく必要があります。


 (欄外補足)

 本来競馬新聞に掲載してある出馬表を気にしなけばならないのは、競馬関係者である調教師や
 ジョッキーです。(笑)


 相手関係や指示をどう出すか、位置どりやペースなどを判断したり、レース展開を
 シュミレーションして、少しでも相手の馬より先にゴール板を通過しなくてはいけないのですから。


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