競馬新聞はいらない!?






 はっきり言って、投資競馬において競馬新聞は必要ありません。


 しかし、競馬新聞(スポーツ新聞)を購入して、ある情報だけは確認します。
 見るべきところは、発走時刻と出走馬と、騎手と調教師だけです。
 他の情報はいっさいいりません。


 ただ、JRAの情報と食い違いがないか確認をする程度です。
 他に見るとすれば、どの馬が人気なりそうか印を見るぐらいです。



 競馬新聞を見て失敗するのは、厩舎関係者のコメントと調教データです。


 全国発売される情報に本当の情報はでてきません。
 関係者のコメントは、あたりさわりのない場合がほとんどです。


 実際に本当のことは言えないものです。
 もし本音を言ってしまえば、自分の首を絞めることになりかねません。


 当たり前のことですが、厩舎関係者はスポンサーである馬主を1番大事にします。
 このことからもわかるように、発言にはいろんなところに配慮しているために
 曖昧な表現になりがちです。


 コメントを信じて、大事なお金を投資するなんていくらお金があってもたりません。



 調教データもまた同様に信用しきれません。
 調教のラップタイムだけでレースの順位がわかるなら、誰も競馬で苦労しませんからね。


 調教データは、マスコミ各社が人をトレセンに派遣して独自にデータを収集します。
 ひどいところは、同じ同業者同志タイムデータを交換してそのまま掲載するところもあるぐらいだと
 聞いたこともあります。


 毎週数百頭の競走馬がレースに出走しますから大変です。
 さらに出走除外の馬のデータ分まで含めると、それこそ膨大になります。


 それに、データのとりかたにも、いろいろと違いは出てくるだろうし
 天候によっては、計測不能の場合もでてくるかと思います。


 これだけみても、やはり調教データを信用するだけの根拠は乏しいです。



 これはスポーツ新聞に多いのですが、GTシーズンになると必ずある特定の馬を
 特集します。


 過去にどれだけ強かったのかとか、どれだけいいタイムがでたとか
 血統やら様々なデータを持ち出して推奨しています。


 しかし、競馬はゲートが開いてからゴール板を走り抜けるまで何があるかわかりません。
 たとえ1着で通過しても、審議で降着する可能性もあります。
 これはどんなに強い馬でも例外はありません。



 競馬新聞とスポーツ新聞の両方に言えることですが、レースごとに必ず推奨の買い目が
 あります。


 本紙としての予想、予想家5人ぐらいの予想、さらには現場取材のトラックマンの予想と
 買い目のオンパレードです。(笑)


 いったい誰を信じていいのかわからないぐらいたくさんあります。
 情報(と言っていいものか?)がありすぎます。
 90%以上はご存知のようにハズレです。


 当たり馬券の数字も載っていますが、それ以上にたくさんの外れ馬券の数字も
 記載してあります。


 全部の馬券を購入していたら、いくらあっても足りません。
 こういったノイズを除去する為にも、競馬新聞を読みこむことはあまりお勧めできません。


 新聞を読みこんで、大儲けできるなら今ごろとっくに当たり馬券は
 オッズが1.0倍になっています。


 くれぐれも新聞の情報に惑わされないよう注意してください。



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